パネリスト:増田紀彦、柳沼美千子(福島県須賀川市) モデレーター:小林京子
東日本大震災が発生してからもうすぐ11年。あの震災は、もう「過去の出来事」でしょうか? ご存じの方もいるかもしれませんが、これまで東日本の太平洋沖で大地震が発生した場合、それから18年以内に東海地方にも巨大地震が発生してきた経緯があります。 もし、過去のパターンと同じ現象が繰り返されたら・・・。 皆さん、このリスクへの備えは万全でしょうか? 起業家たる者、未来を甘く考えず、何事も「起こる」と考えて対策しておくことが肝要です。 とはいえ、備えができていたとしても、現実に巨大災害に見舞われたときの衝撃は、想像を絶するものがあるでしょう。 実際にそれを体験し、復活し、なおかつ躍進を遂げた福島県の起業家に、「それでも強く生きていく!」ための視点と方法とを尋ねながら、起業家のあるべき姿を探っていきます。 その答えはまた、今日のウィズコロナ時代を生き抜くための有力なヒントにもなるはずです。
(一社)起業支援ネットワークNICe代表理事 1997年、起業情報誌「アントレ」創刊に参加。07~09年、経済産業省事業・起業支援ネットワークNICeチーフプロデューサー。 同事業の民営化にともない10年4月より現職。また福島県の食品・農産物振興のための各役職を歴任。 著書に『起業・独立の強化書』(朝日新聞社)、『正しく儲ける「起業術」』(アスコム)、『起業時代』(freee出版)など、毎年、講演やセミナーを通じて多くの起業家と出会い、アドバイスを送り続けている。
パン工房MANA代表 ◆福島県須賀川市 1971年から会津地方の伝統工芸あけび蔓制作に携わる。 75年、第17回日本民芸公募展最優秀賞受賞。 2001年福島県未来博で籐工芸の指導を務める。 06年、日本ベジフル協会のジュニアソムリエ資格取得。菓子製造業・飲食店営業・惣菜製造業許可を取得。 現在は自然酵母の開発を進めながら、それを生かしたパン作りや、福島県産の農産物をフル活用したピクルスの開発・製造に務め、福島県内外からの注文に応えている。
(一社)起業支援ネットワークNICe理事 1999年に独立し、大手企業や官公庁での研修を多数手がける。 また体験的研修方法としてのプレイバックシアター(即興劇)を学び、学生から企業人、起業家まで広い範囲で研修やワークショップを実施。 キャリア、ライフプラン分野では、新人、リーダーなどの育成に取り組む。 米国CCE,Inc.認定GCDF-Japanキャリアカウンセラーなどの資格を保有。 東日本大震災の発生以降は、東北各地を奔走して復興支援に力を注ぎ続けている。